ポインセチアは、暑さや寒さに弱いため、適温の場所に移動しやすいよう鉢植えで育てるのが一般的です。苗植えは、十分暖かくなった4~5月に行います。
ポインセチアの育て方のポイントは、3つあります。1つは、10度以上の室温を保つこと、もう1つは乾燥気味に水やりを管理すること、最後の1つは日光のよく当たる場所で管理することです。次にそれぞれについて細かくご紹介します。
ポインセチアの育て方!剪定や短日処理、水やり、植え替え方は?
ポインセチアとは?どんな植物?
ポインセチアは、メキシコ西部を原産とするトウダイグサ科・ユーフォルビア属の常緑性低木です。一般に出回っている園芸品種は寒さに弱いため、通年室内で育てていきます。「短日植物」としても広く知られ、日が短くなることで花のような葉っぱが赤や白、ピンクに色づいていきます。ポインセチアの育て方のポイントは?
10度以上の室温を保つ
ポインセチアは、寒くて湿っている環境が苦手です。できるだけ日光がよく当たって気温が10度を下回らない窓辺などに置いて育てます。乾燥気味に育てる
ポインセチアは、乾燥に強い植物です。土がちゃんと乾燥したのを確認してから水やりをしても遅くはありません。特に冬は乾燥に時間がかかることと、もともと水を多く必要としないので水やりの頻度を少なめに調整してください。日光によく当てる
ポインセチアは、日光を好む植物です。日がよく当てることで枝が伸びて葉っぱが大きくなります。ポインセチアの育て方のスケジュールは?
育て方のスケジュール
- 4~5月に土を作り、苗植えや植え替えをする
- 4~5月、遅くとも7月までに剪定をすませる
- 5~7月か、9~10月に挿し木で増やす
- 冬は10度以上の気温が保てる場所で管理する
ポインセチアがすくすく育つ土の作り方は?
ポインセチアを育てるには、まず土を用意しておく必要があります。ポインセチアが好むのは、水はけと水もちのバランスがよい土質です。はじめてポインセチアの苗を植える方や植え替えにチャレンジされる方は、市販の観葉植物や花・野菜用の培養土を使うのがおすすめです。色んな花に合うようバランスのよい配合になっているので、手間がかかりません。
最後に、リン酸が少し多めに含まれる緩効性化成肥料を加えて1週間寝かせたら完成です。
ポインセチアの苗植えの時期と方法は?
霜に当たると枯れてしまうので、地植えには向かず鉢やプランターへ植えてください。手順
- 苗よりも一回り大きな鉢を準備する
- 鉢の穴に鉢底ネットを被せ、鉢底石を敷き詰める
- 鉢の1/3ほど準備した土を入れる
- ポットから苗を取り出す
- 根の周りに付いた土を手でもみほぐして落とす
- 伸びすぎたり、傷んだりしている根があればハサミでカットする
- 苗を鉢の中心に置く
- 植木鉢の縁から下2~3cmくらいまで土を入れる
- 手や割り箸などで突いて、根の間にも土が入るようにする
- たっぷりと水やりをする
- 窓辺など日当たりのよい場所に置く
ポインセチアの育て方!水やり、追加の肥料の与え方や時期は?
水やりの頻度と方法は?
ポインセチアは4~10月の生育期によく育ち、11~3月の休眠期になると生育がにぶります。生育期には、土が乾きやすいので水は多めに、休眠期は水を少なめに与えてください。4〜10月の生育期は、土の表面が乾いたら鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水やりをします。このとき、茎や葉っぱに水がかかると傷んでしまうので、株元に水を注ぐようにするのがポイントです。
土に割り箸を挿しておくと、底の土が乾いているか確認しやすくておすすめです。
追加の肥料の与え方
5~7月の間、薄めた液体肥料を1ヶ月に1回ほど施し、8~10月は緩効性の固形肥料などを1ヶ月に2回ほど施します。休眠期は根が栄養を吸収できないので、水やりと同じく肥料も与えません。短日処理とは?ポインセチアの葉っぱを赤くする方法!
短日処理とは?
短日処理とは、一定の日光に当てたあと日光を遮断することで冬が訪れたと錯覚させ、葉っぱを赤く変化させる作業のことです。短日処理には、ダンボールなど光を遮る箱が必要です。ポインセチアの葉っぱを赤く染める、短日処理の方法は?
ポインセチアは、日光に当たる時間が短くなってから花芽をつけ、葉っぱを赤く変色させる「短日植物」です。そのため、自宅のポインセチアは、意図的に日光に当たる時間を調節しないと色づかないで注意しましょう。クリスマスの期間に葉色を赤くするためには、意図的に日光をさえぎる「短日処理(たんじつしょり)」を行い、葉色の変化する時期をコントロールします。
短日処理は、色をつけたい時期の約2ヶ月前にからはじめます。毎日17時~翌朝7時まで、段ボールなどで覆い、布を被せて日光や蛍光灯の光を遮断します。長く赤い色を楽しむために、9月の中旬くらいから短日処理を行うのがおすすめです。
ポインセチアの栽培で注意する病気や害虫は?
ポインセチアは、オンシツコナジラミ、カイガラムシ、アブラムシといった茎葉に付いて栄養を吸い取る害虫に寄生されやすくなっています。いずれも風通しのよい環境で管理し、霧吹きを使って葉っぱに水を吹きかけて予防します。見つけたときは、薬剤を散布して駆除しましょう。植え付けるときに防虫剤を土に混ぜておくのも予防に効果的です。
ポインセチアが枯れる原因は?復活させる方法はある?
ポインセチアは、気温と水、日光の量が合わなければそれらが原因で葉っぱが枯れて落ちていきます。特に、「気温が低い」「水が多すぎ/少なすぎ」「日光不足」のいずれかのパターンが多いです。以下に、それぞれの対処と復活させる方法をご紹介します。
気温が低い
特に冬になると、窓辺は昼と夜で寒暖の差が激しくなります。元気がないなと感じたら、室内の温かいところに移動してあげましょう。
早い段階で対処すれば、元気を取り戻しますよ。ただ、エアコンのそばなど温風の当たる場所は乾燥して葉っぱが一層枯れてしまうことがあるので注意してください。
日光不足
ポインセチアは太陽がさんさんと輝くメキシコ原産とあって、日の光が大好きです。日光不足になると、下の方から葉っぱが黄色く変色してしまいます。季節を問わず、日当たりのよい場所に置きましょう。特に、午前中に日光をしっかり当てるのが大切です。
水が多すぎ/少なすぎ
「水やり」の章でもご説明しましたが、ポインセチアは生育期と休眠期で水の量やタイミングを調節しないとトラブルが起こります。生育期は土が乾いてから、休眠期は土が乾いて3~5日たってから水やりをしましょう。まだ湿ってるときに水やりをしてしまうと、根が水を吸収しきれず根腐れになります。日当たりのよい室内においているのに、青々とした葉がポロポロと枯れ落ちるようなら根腐れのサインです。
まだ茎がみずみずしいようなら復活するので、水やりを控えて様子をみましょう。一方、葉っぱがチリチリになっているなら水不足を疑います。土が乾いたタイミングで、たっぷりと水やりをしてください。
ポインセチアは、植え替えと一緒に剪定や切り戻しをしよう!
ポインセチアの植え替えは剪定とセットで1年1回、4~5月に行います。剪定を行ってからすぐに植え替えを行うと、元気に生長してくれますよ。剪定は、全体を半分の高さ(株元から約10~15cm)まで全て切り落とすだけととても簡単です。葉っぱを残しておく必要はありません。
植え替えは、一回り大きい鉢と苗植えのときと同じ土を用意しておきます。株を取り出したら根を1/3ほど手でくずし、新しい鉢に苗を植え替えてください。
切り口の樹液には触らないで!ポインセチアの剪定時の注意点は?
ポインセチアが分類されているユーフォルビア属は、葉っぱや幹を傷つけると白い樹液を出すという特徴があります。この白い樹液は、ホルボールエステルなどの毒性を含んでおり、皮膚が弱い方が触るとかぶれることがあります。剪定や植え替えなど樹液に触れそうな作業のときは、手袋をして作業してください。
万が一触れてしまったときは、慌てず流水で洗い流しましょう。
ポインセチアの増やし方!挿し木の時期と方法は?
ポインセチアは挿し木で数を増やします。発芽する温度が20~25度なので、5~7月か、9~10月に行いましょう。切り口から出てくる乳白色の樹液は、直接触れるとかぶれることがあるので、水につけたときに洗い流してください。挿し木
- 新芽の生えた枝を5~10cm斜めに切り取る
- 上の方にある葉っぱを2~4枚ほど残し、他を切り落とす
- カットした枝の切り口を1時間ほど水につける
- 赤玉土(小粒)か酸度調節済みのピートモスを鉢やプランターに入れて湿らせる
- 指や割り箸で土に穴を空け
- 水を吸わせた枝を土に挿す
- 明るい日陰の風通しがよい室内で管理する
- 根が出るまではこまめに葉水を与える
- 20~30日ほどで根と新芽が生えてきたら、4~5号鉢に植え替える
- 通常通り管理して育てる
ポインセチアの育て方は日光、水、気温がポイント
ポインセチアは、冬の寒さに弱いことからワンシーズンで栽培を諦めてしまう方も少なくありません。でも、本来は毎年葉色が変化する姿を楽しませてくれる観葉植物です。クリスマスの時期に葉を赤くするには短日処理をしたりと少し手間がかかりますが、その分色づいたときは感動もの。また、水やりもコツさえつかんでしまえば簡単です。ちょっとした手間も含めて、ポインセチアの栽培を毎年楽しめるとよいですね。
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